『世界地図から歴史を読む方法-民族の興亡が世界史をどう変えたか』:雨読夜話

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世界地図から歴史を読む方法 (KAWADE夢文庫)
世界地図から歴史を読む方法 (KAWADE夢文庫)
武光 誠
河出書房新社 2004-01-21

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地図を多用して、世界史上の出来事や各国が抱える問題の背景となった歴史的経緯などを解説している作品。
先日読んだ著者による『日本地図から歴史を読む方法』の世界史版とでもいった位置づけである。

オスマン帝国とハプスブルク帝国の争いで複雑化したバルカン半島や、イランではアラブとは異なるイスラム帝国を何度も築いてきたこと、中央アジアにおけるモンゴル人、トルコ人、ムスリムなどによる勢力争いなどが繰り返された話などが書かれている。

大勢力だけでなく、スイスやバチカン、サンマリノといった小国の生き残りや、ユダヤ人、アルメニア人、クルド人といった少数民族として虐げられることの多かった人々の苦難、植民地支配とその後の経緯でこじれた民族対立などについても書かれていて、簡単に解決できない問題が多いことが分かる。

また、現在小国というイメージのあるオーストリア、デンマーク、セルビアなど、以前は広大な領土を持った大国だった国が多いこともあって、過去の栄光から離れるのは難しいだろうとも感じた。

地図上でビジュアル的に分かりやすいところから入るので、世界史の入門書としてなかなか良書だと思う。




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