『中国任侠伝』:雨読夜話

ここでは、「『中国任侠伝』」 に関する記事を紹介しています。
中国任侠伝 (〔正〕) (文春文庫)
中国任侠伝 (〔正〕) (文春文庫)
陳 舜臣
文藝春秋 1975-08-25

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司馬遷の『史記』に登場する侠客たちの活躍を描いた、陳舜臣による歴史小説集。
先日読んだ『メンターが見つかれば人生は9割決まる!』の内容が、本書に収録されている「似てくる男」に通じているように感じたので、再読してみた。

「似てくる男」は朱家という魯の大親分のところに来た田仲という若者が、朱家を尊敬するあまりちょっとした癖に至るまで真似をし始め、朱家がほとほと弱ったという話を描いたもので、必死になって学ぼうとする人の熱意が感じられるものとなっている。
朱家についてはもう1作の「季布の一諾」でも漢帝国のお尋ね者となっていた季布をかくまう人物として登場していて、これは塚本青史の『史記游侠外伝 一諾』と同じ題材を元としている。

他にも始皇帝暗殺を企てる「荊軻、一片の心」、鶏鳴狗盗という言葉の元となった話である「孟嘗君の客」、漢の高祖劉邦が尊敬する魏の信陵君が登場する「虎符を盗んで」、郭解というならず者が調子に乗りまくる「おれは幸運児」など、中国の戦国時代から前漢の武帝の時代にかけての侠客たちの活躍が描かれていて面白い。





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