『2016年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』:雨読夜話

ここでは、「『2016年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』」 に関する記事を紹介しています。
2016年 世界の真実 (WAC BUNKO 224)
2016年 世界の真実 (WAC BUNKO 224)
長谷川慶太郎
ワック 2015-09-04

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
2016 長谷川慶太郎の大局を読む
日本経済は盤石である
新・沖縄ノート 沖縄よ、甘えるな! (WAC BUNKO 226)
ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本
日経平均2万5000円超え時代の日本経済


長谷川慶太郎による、今後の世界情勢を分析した作品の2016年版。
今月発売なのにブックオフになぜか108円で販売されていたので、すぐに購入した。

中国が創設をしているAIIB(アジアインフラ投資銀行)がうまくいっていないらしいことはニュースでしばしば取り上げられているが、参加した各国の思惑についての話がなるほどと思う。
まず中国はバブルでだぶついた労働力や資材をさばく先を見つけたい、途上国は他の国際機関よりも簡易な審査で早く融資が欲しい、そしてヨーロッパ各国としては技術開発をする余裕がなくて売り物がないことから何とか投資先を見つけたいと、かなり分かりやすく書かれている。
ヨーロッパで技術開発力が衰えている例として、ドイツ以外ではフランスでさえ開発はカルロス・ゴーンが社長を務める日産頼みだという。
そしてドイツでは先日フォルクスワーゲンで不正ソフトウェアを使用してきたことが分かって騒動になっているが、さすがの著者もここまでは書いておらず、よほど巧妙かつ組織ぐるみで不正を行ったのだろうと思った。

中国では資産を海外に持ち逃げした中国人を追跡して強制帰国を迫る「狐狩り」を行っている話が出ているが、これまた近頃ニュースになっていて、話題になる前から書かれているのは単純にすごいと感じた。
アメリカではFBIが中国大使館に協力しているそうで、これは国内に反社会勢力を入れたくないためという。関連した話で数年前に吉本興業が大物タレントを解雇した背景として、FBIが吉本興業に対して山口組のエージェントとされるそのタレントが所属したままではアメリカ進出を許さないと恫喝したのではないかと書かれている。

他にも、統一ドイツでは東ドイツを処理するのに20兆ユーロを費やしたことから、北朝鮮が崩壊した場合は韓国はそれに単独では耐えられそうにないことや、ロシアではいまだに企業の自由競争を理解できていなさそうなこと、ブラジルがコーヒーに大豆、鉄鉱石と売り物が値下がりしてかなり危ないこと、インドはなんだかんだ言っても英国流の法治主義が根付いている分だけ有利なことなど、多くの国の事情が書かれていてためになる。





にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 長谷川慶太郎,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック