『ニュースではわからない イスラム57か国の実像』:雨読夜話

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ニュースではわからない イスラム57か国の実像 (KAWADE夢文庫)
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ロム・インターナショナル
河出書房新社 2014-09-17

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イスラム教が盛んとされる57カ国の国情を解説している作品。
インドやロシア、ボスニア・ヘルツェゴビナのようにイスラム教徒がそれなりにいても、必ずしも主流でなさそうな国は入っていない。

西アジアをはじめとして東南アジアや南アジア、旧ソ連の中央アジア、北アフリカなどは比較的イメージしやすいが、コーカサス、バルカン半島、サハラ以南のアフリカ、南米あたりではイスラムのイメージがあまりないので、改めてその広がりに驚く。

中東を発祥とするイスラム教が、イスラム教を国教とする帝国の領土拡大、イスラム商人たちの交易、植民地に労働力として連れてこられた人々が広めたなど、さまざまなパターンで広まったことが分かってくる。

イラクやシリアにおける政府軍と反政府勢力、そしてIS(自称イスラム国)などの関係や、アフガニスタンでのアメリカ、アフガニスタン政府、タリバン、パキスタン政府の関係など、紛争がいかに複雑な構図になっているかも書かれている。

イスラム教の原理主義過激派にはアルカイダやタリバン、ハマスなどの他にも、ナイジェリアのボコ・ハラムやソマリアのアル・シャバーブのようにいくつもあることが分かってくる。

あまりなじみのなさそうなアフリカの国でも、オスマン・サンコンの出身国であるギニア、ゾマホンが駐日大使を務めるベナン、そして親日国とされるトーゴやモザンビークなどが紹介されていて、このあたりは知っておきたいと感じた。

政情が安定した国、独特の社会システムを構築している国(セネガルなど)、独裁政権の後始末に苦しむ国、内戦などで政府が機能していない国など国情がさまざまだが、抱えている問題は難しいものが多い。

ほとんど知らなかった国も多く収録されていたので、読んでためになった。




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