『村上朝日堂の逆襲』:雨読夜話

ここでは、「『村上朝日堂の逆襲』」 に関する記事を紹介しています。
村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)
村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)
村上 春樹 安西 水丸
新潮社 1989-10-25

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村上春樹が30代の頃に連載していたエッセイを単行本化した作品。
前作の『村上朝日堂』に引き続き安西水丸が挿絵を担当している。

著者がジャズ喫茶を経営していた頃にアルバイトをやっていて、その後広告業界で活躍する山口昌弘氏をいじる回が特に面白い。
伊豆半島の下田出身である山口氏のペンネームとして「山口下田丸」とか「山口伊豆七」などと名づけて嫌がられるあたりでは、安西氏による「茶川賞作家・山口下田丸」として山口氏が大作家のように描かれた挿絵と合わせて秀逸である。

「政治の季節」という回を読む限り、本書を書いた頃の著者はあまり投票に関心がなく、よほどのことがあれば投票するし、いずれその時が来るだろうと書いている。
近頃あれこれ政治上の案件についてのコメントが取り上げられるということは、投票しているのだろうかと考えてしまった。

著者がまたもノーベル賞受賞を逃したというニュースを目にしているが、この手のエッセイを読む限りではあまり関心を持っていないような気もするし、迷惑と感じているというコメントも納得できる。

前作同様に、ゆるい雰囲気を楽しんで読むことができる。
異なっている部分としては本文の末尾に編集後記的なコメントを入れているところで、これも楽しい。





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