『ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本』:雨読夜話

ここでは、「『ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本』」 に関する記事を紹介しています。
ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本
ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本
長谷川 慶太郎
実業之日本社 2015-07-30

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
日本経済は盤石である
2016年 世界の真実 (WAC BUNKO 224)
2016 長谷川慶太郎の大局を読む
日経平均2万5000円超え時代の日本経済
中国大減速の末路


長谷川慶太郎による、ロシアや中国がさらに困難な局面にあること、日本にいい流れがきている事などを解説している作品。

ロシアについては先日プーチン大統領がクリミア問題に関連して「核兵器の使用準備をするよう命じた」とコメントしたことが命取りになるとしている。これは外交的にまずいだけでなく、兵器の性能からしてNATOに勝てる見込みがないことを熟知している軍部を怒らせているという。
これによってプーチンは近いうちに「健康上の理由」で辞任せざるを得なくなるのではないかと予測している。

そのクリミア半島では電気も水も自給できないため、ある時ウクライナが水の供給をやめようとしてプーチンが慌てて供給を続けるよう要求した話も書かれている。

そしてロシアに経済制裁をしているアメリカと、OPECの体制にロシアを引き込みたいサウジアラビアの思惑が一致したことから原油安が進み、ロシアを苦しめているという。
資源ということでは例えばバルト三国などが天然ガスのロシア依存をやめ、北欧やアフリカなどからの輸入を増やしているそうで、資源以外に大した売り物がないロシアはさらに苦境に陥ることがより分かりやすくなっている。

中国に関しては経済がさらに危険な状態になったことで、AIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加してもらいたいがために露骨に日本への擦り寄りをしているが、何度も裏切られているので安易に乗ってはいけないとの意見にはその通りと考えている。

日本については、2012年に著者が安倍総裁(当時)から景気立て直し策を問われて「円安が一番効き目がある」と答えたエピソードを紹介し、安倍首相はきちんと人の話を聞くことができる人物と評価している。
他にも技術的な話やアメリカのシェールガス革命による恩恵など、日本経済にプラスになる話をしている。

最後についでみたいな形で、韓国の問題にも触れている。
結論としては日韓スワップ協定の廃止などを挙げ、これまでさんざん恩を仇で返されてきていることもあり、国際社会から非難を浴びないよう注意しつつ見捨てるしかないということになっていた。

今回もそこそこ目新しい情報が入っていて、興味深く読むことができた。





にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 長谷川慶太郎,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック