『学校で習った日本史が信じられなくなる本-覆される定説 あやふやな史実・・・・?!』:雨読夜話

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学校で習った日本史が信じられなくなる本 (KAWADE夢文庫)学校で習った日本史が信じられなくなる本 (KAWADE夢文庫)

歴史の謎を探る会
河出書房新社 2010-11-16

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現在の日本史研究で解明できていないこと、これまで定説だったことが研究が進んで異説が出ていること、小説や講談などによるイメージが史実と異なることなどを紹介している作品。

縄文人がどうなったのかや土偶が作られた意図といった古代史にまつわる話から、龍馬暗殺や「ええじゃないか」のような幕末・維新にいたるまでの幅広い時代を扱っている。

最近しばしば目にする源頼朝、足利尊氏を描いたとされる肖像画が実はそれぞれ足利直義、高師直だったのでは?という説や、一般によく知られるいろは歌、『竹取物語』、『平家物語』、『太平記』などの著者が確定していないこと、曾我兄弟の仇討ちや赤穂浪士のような有名な事件にまつわる謎など、よく分かっていないことが多いことを改めて感じる。

近代では西南戦争で敗れた西郷隆盛の最期についての話が印象に残る。
一般的には切腹して別府晋介に介錯してもらったとされているが、別府が足を怪我していて介錯ができる状態だったか怪しいことや、西郷が降伏のために下山しようとしたところを桐野利秋に背後から射殺された説もあるなど、史実とは別に英雄をどう伝えるかという視点が存在することに想像をめぐらしたりもした。

歴史は分かっていないことが多く、だからこそ面白いものなのだと考えさせられる1冊だった。





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