『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行』:雨読夜話

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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社 1991-07-30

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村上春樹が若い頃、ギリシアとトルコを歴訪した紀行文。

ギリシアではギリシア正教の聖地で女人禁制の地もであるアトス半島を歩いて回り、トルコではイスタンブールから黒海沿岸、イラクとの近くから地中海沿岸を四駆で旅している。

ギリシアでは過酷な環境の中で、修道院で出される歯が浮くほど甘いお菓子やアルコール分の強い蒸留酒に驚きながらも、その後疲れた際にはこれらが欲しくなるという経験をしているのが印象に残る。
また、殉教者の絵が多く飾られていて、迫害のすさまじさと必ずしもそれに比例していない殉教者の表情の対比についても触れられている。

トルコは平均年齢が低い国ということ、周囲にこれまで戦争を繰り返してきた国に囲まれていることから若い兵隊が多くてたびたび兵隊をヒッチハイクすることになったり、著者と編集者がヤギ肉もトルコ料理の味付けも苦手で食べ物に苦労したりと、こちらもさまざまな出来事が発生している。

かなり大変な旅だったことが分かるが、著者がそれを楽しんでいる部分も伝わって興味深く読むことができた。






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