日本経済は盤石である | |
![]() | 長谷川 慶太郎 PHP研究所 2015-09-19 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 2016 長谷川慶太郎の大局を読む 2016年 世界の真実 (WAC BUNKO 224) 38度線消滅危機 中国、韓国、北朝鮮 滅亡の連鎖 (じっぴコンパクト文庫) ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本 日経平均2万5000円超え時代の日本経済 |
長谷川慶太郎による、中国の経済危機やギリシャの問題の背景にあるドイツのユーロによるヨーロッパ支配戦略、そして日本の楽観材料などについて解説している作品。
中国がらみの話は最近読んだ著者の他の作品と重なるところも多いが、中国が為替を操作してきたことによって日本の製造業が打撃を受けてきたことに言及した人がほとんどいないことを指摘しているのにはなるほどと思った。
ドイツのところではユーロを通してヨーロッパ支配を進めていて、第四帝国の様相を呈していることが書かれている。
その背景としては東ドイツを併合した際に敗戦国として扱い、徹底的に左翼勢力を潰したことで経営者側が強くなったことを挙げている。
その部分で左翼勢力が強いフランスに差をつけていて、倒産した企業を国有化してきたギリシャとは大きく国情が異なっている。
日本でも、反日的なカルト宗教に極めて近い左翼やリベラルを自称する勢力をもう少し何とかできないものだろうか。
また、ドイツはズデーテン地方の問題でチェコにひどい目に遭わされたことを恨んでおり、チェコがEUに加盟できてもユーロに加盟できないのはこのためという。
日本でも中国や韓国に対し、戦後70年間に受けたさまざまな反日活動や不法行為に対してこれから色々と仕返しをしていくターンに入っているのではないかと思う。
日本に関してはきちんと契約を履行する誠実さやオイルショックを契機とした質の経済への移行などを多く扱っている。
また、著者が得意とする製造業だけでなく、コンビニや宅配のようなサービス業、そして輸出を支える金融システムなどについても書かれていて、読んでためになった。
- 著者の作品について書いた記事
- 『経済国防』
- 『日経平均2万5000円超え時代の日本経済-経営トップが代われば株価はもっと良くなる』
- 『世界の未来は日本次第-「BtoB」、そして「BtoGへ」』
- 『2016年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』
- 『ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本』

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