『彷徨える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス』:雨読夜話

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彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF)
彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF)
ジャック・キャンベル (著), 寺田 克也 (イラスト), 月岡 小穂 (翻訳)
早川書房 2009-05-30


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冷凍冬眠から100年ぶりに救出された軍人が圧倒的に劣勢な宇宙艦隊の司令官となり、艦隊を生き延びさせるために奮闘していく戦争ものスペースオペラシリーズの第2作。
『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』の続編であり、古本市で前作とともに確か1冊10円で買ったように覚えている。

ギアリーが率いるアライアンス(星系連盟)の艦隊は敵のシンディック(惑星連合)の追撃を逃れてある星系にたどり着いたところ、強制収用所に味方の捕虜が収容されていたので救出を行う。
その中には英雄とされる大佐のファルコがいて、この人物がトラブルを起こす。

ファルコは軍事的には猪突猛進型の精神主義だが、ヒトラーを思わせるカリスマ性や人心掌握術、それ以上に過大な野心を持っており、警戒していたもののギアリーに不満を抱く艦長たちを切り崩して39隻で艦隊を離脱して敵の大軍が待ち構えていると思われるがアライアンスに近い方向に去ってしまう。

造反にショックを受けたギアリーだったが、この事態からヒントを得てまた新たな戦術を考案し、次に訪れた星系で作戦を試みていく。
そしてタイトルにあるフュリアスの艦長であるクレシダが大活躍するシーンが印象に残る。

序盤の反主流派の艦長たちとのやり取りから、同盟星系の副大統領として艦隊に参加しているリオーネと複雑な関係になっていく過程、ハイパーネットと呼ばれるワープ設備の謎、シンディックの施設から推定された謎など、前作で少しだけ触れられていた伏線が本作で徐々に目立ち始めていくのも興味深い。

かなり人間臭いドラマや戦略シミュレーションゲームのような戦艦の移動シーン、通信や映像にタイムラグがあるようなリアルさなど、前作同様にエンターテイメントとしてかなり引き込まれる内容となっている。
これは続編も読まないといけないなと思わされる。





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