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『図説・ゼロからわかる 世界情勢地図の読み方』:雨読夜話

ここでは、「『図説・ゼロからわかる 世界情勢地図の読み方』」 に関する記事を紹介しています。
図説・ゼロからわかる 世界情勢地図の読み方図説・ゼロからわかる 世界情勢地図の読み方

世界情勢を読む会
実務教育出版 2015-12-01

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世界の199カ国・地域の情報を大陸別に解説しているデータブック。
有益な情報が限られたスペースに有効にまとめられている本だと感じるが、先に気になるところを触れる。

まず全体的には一般の読者にとって関心を持ちやすい国や地域については2ページ、そうでもない国や地域は1ページという構成になっているが、独立国であるバルト三国を1ページにまとめられているのは違和感がある。
台湾、仏領ギアナ、旧ユーゴスラビア諸国などがそれぞれ1ページ割り当てられているのと比較すると、不公平な気がする。

また、各大陸が切りのいい単位で章立てがされていてそれぞれタイトルがつけられているが、アジア東部の章について「日本包囲網と東アジア情勢」とつけられているのがよく分からない。
「中国包囲網」ならばTPPや南シナ海をめぐる対立、安倍外交などを想像しやすいが、「日本包囲網」というのはAIIB(アジアインフラ投資銀行)に日本が入らなかったことを当てこすったのかと邪推してしまう。
歴史問題で対立しているのは中国と韓国、せいぜい北朝鮮とロシアくらいで、「包囲」という言葉は当てはまらないし・・・

ここまではあまり良く思わない点を書いたので、ここからはいい点を書く。

まず、国名を例えば「ベネズエラ・ボリバル共和国」とか「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」のように正式名称で標記し、大抵の場合はその由来が書かれているのでなるほどと思う。

また、各国の大まかな歴史や近年の政治情勢、日本との関わりなど、知って良かったと思えるような情報が書かれていて、おそらく膨大なバックデータから取捨選択したのだろうということが読み取れる。

海外のニュースに接したり本を読んだりする際、確認のために役立てられる1冊だと思う。





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