『中国大減速の末路-日本はアジアの盟主となる』:雨読夜話

ここでは、「『中国大減速の末路-日本はアジアの盟主となる』」 に関する記事を紹介しています。
中国大減速の末路
中国大減速の末路長谷川 慶太郎
東洋経済新報社 2015-06-19

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長谷川慶太郎による、中国の危機がいよいよ末期的な状態になっていることを解説している作品。

最近中国が設立をしたAIIB(アジアインフラ投資銀行)の債券が格付けなしというニュースがあったように、AIIBは中国が経済覇権を目指したものというよりも、バブルでだぶついた国内の生産能力を振り向けるための窮余の一策だということがまず書かれている。

また、共産主義による独裁という体制は戦時では機能するが平和な時代では持続できないことをソ連の例を引いて語っている。
これまで中国は反日活動によって冷戦ムードを作り出してきたが、公害対策に日本の技術協力が必要など、反日ができなくなってきているという。

ソ連との類似としては、習近平がスターリンのような独裁者となろうとしていることも書かれている。
例えば人民解放軍に対してシャドーバンキングに関連した弱みを握ったことで支配を強めているが、大粛清を行ったソ連の軍部とは異なることを語っている。
また、ソ連からロシアになっても共産主義が敗北した意味が完全には理解し切れていないともいう。

他にも、習近平が公害対策に力を入れているのはそれを旗印に反政府勢力がまとまりやすくて恐れているからという話や、内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区での報道されない暴動が続いていることなど、多くの話が書かれている。

今年は著者の本を多く読んだために重なるところもかなりあるが、それでも新たなネタを入れてくるあたりはさすがだと思う。
今後も、報道されない中国の動きを注視していきたいと感じた。




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長谷川 慶太郎 田原 総一朗
SBクリエイティブ 2015-12-23

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