『ぼくらは「生物学」のおかげで生きている』:雨読夜話

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ぼくらは「生物学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)ぼくらは「生物学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)

金子康子 日比野拓
実務教育出版 2015-12-22

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2人の生物学者による、生物学の中でも一般受けしそうなトピックや、生物学が生活や産業、技術などにどのように役立っているかなどを紹介している作品。

著者のうち金子さんは植物や細胞について、日比野さんは海洋生物や遺伝などについてが専門というか造詣が深い分野のようで、植物や細胞、臓器、DNAなどについての話が多く、一方で哺乳動物の生態のような記述が少ない傾向が見られる。

興味深かったのはバイオミメティックスという言葉が紹介されているところで、これは生物の形状や動作を模倣したり参考にした形で製品開発を行うことを指している。
このあたりは以前読んだ『自然に学ぶものづくり』という本で書かれていた内容と通じている。

マメ科の植物には根に根粒という器官があってこの中に根粒菌という最近がいて、窒素をアンモニアに変換することで肥料にしている話は知っていたが、この処理には多くのエネルギーを必要とすると書いてあり、それはそうだろうと納得したりもした。

生物の器官で複雑な方が優れていると思いがちな傾向があるが、カエルの臓器などを例に出して効率が悪く見えても生息する環境に適合していることが書かれていて、優れている・劣っていると判断するのはおごりなのだろうと感じた。

専門用語が多くて少し入り込みにくいところもあるが、基本的に読みたいところから読むことができる構成になっているので助かる。
あまり意識していない身近な分野でも生物学の研究成果が生かされていることが多いと知ることができ、興味深く読んだ。




ぼくらは「化学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)ぼくらは「化学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)

齋藤勝裕
実務教育出版 2015-07-14

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ぼくらは「数学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)ぼくらは「数学」のおかげで生きている (素晴らしきサイエンス)

柳谷晃
実務教育出版 2015-08-21

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