『投資家が「お金」よりも大切にしていること』:雨読夜話

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投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
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藤野 英人
講談社 2013-02-26

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独立系の投信会社である「ひふみ投信」のCIO(最高投資責任者)による、お金や幸せについての考えを語っている作品。

序盤からいきなり、「日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目」と、読者を驚かせる言葉をぶちかましている。

これは預金を貯め込む傾向や寄付が外国に比べて少ないこと、「アリとキリギリス」のような「働かざるもの食うべかざる」的な冷酷とも取れる考え方を指している。

また、以前『清貧の思想』がベストセラーになったように富に対してややダーティなイメージを持ちながらもそれを求める傾向を問題視し、「清富」でいくのが正しいと語っている。

「真面目」という言葉については「ルールや規範通りに物事を行う」ことではなく、「本質的に何が正しいのかを考えて行動する」ことを指し、これができていない例として顧客ではなく従業員や株主の方ばかりを向いた行動を挙げている。

これが行き過ぎるとブラック企業になりかねないが、ブラック企業を生み出しているのはモンスターな顧客とも語っていて色々と考えさせられる。

投資信託において真面目かどうかという視点でいくと、TOPIXのようなインデックスファンドが多いのは(運用成績が悪いのを市場のせいにできるため)不真面目だと断じていて、なかなか思い切ったことを言っている。

インデックスファンドは信託報酬が安いことや分かりやすいなどの利点があるので一概に問題とは思わないが、投資信託がそればかりになるのがいけないということなのだろう。

アクティブ運用を行っているファンドのディーラーとして、魅力的なライバルが少なくて寂しいという意図があるようにも感じる。

そのひふみ投信は「成長する真面目な会社」に投資していると語っていて、中小企業やマイナーな会社の株式も多く組入れているという。
そうした会社の株式を多く含んでいるということは、TOPIXのようなインデックスファンドやさわかみファンドのような大企業の株式を多く含んだ投資信託と一緒に投資すれば(日本株式という枠内ではあるが)分散効果が期待できるのではないかと感じた。

本質的なところを真面目に熱く語っていて、そのエネルギーが伝わってくるような感じを受けた。
運用成績もいいようなので、ひふみ投信を積み立て購入してみようかとかなり真剣に考えている。





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