『半値になっても儲かる「つみたて投資」』:雨読夜話

ここでは、「『半値になっても儲かる「つみたて投資」』」 に関する記事を紹介しています。
半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)
半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)
星野 泰平
講談社 2010-12-20

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
終わりで大きく儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)
積立投資のすべて (現代の錬金術師シリーズ)
KINZAIバリュー叢書 ゼロからわかる積立投資のススメ方
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)
節税商品に頼らない社長・ドクターの攻略本 =なるほどこれなら法人保険が売れるわけだ! =


積み立て投資の利点について、多くの検証結果を元に理論的に解説している作品。

金融商品の選択やポートフォリオの話はあまりせず、あくまで積み立て投資という形を取ることで、値動きの幅を小さくすることができるのがいいと勧めている。

積み立てを始めるタイミングはリターンにあまり影響しないが、積み立てをいつ終わりにするかは大きく影響することが書かれていて、下がってからV字型に上がるケースでは多くの場合プラスになる一方で、逆に上がってから下がったタイミングで換金するとマイナスとなることもあるようで、こうした部分は気をつけたほうがいいと分かる。

何にしても、いつどのようにクローズするかという視点は重要なのだろう。

積み立て投資を行った場合のリターンは平均してプラス30~40%くらい、リスクを取って大きく増えたとしてプラス100%くらい、積極的なポートフォリオに不運が重なったとしてマイナス30%くらいという結果になっていて、現在積み立てを行っていたり過去に積み立てていた投資信託のリターンも平均値に近い結果となっていて、実感として納得できる。

金融機関にとっては儲からないのであまり語られないが、金融機関が儲からないということは消費者が得するケースも多いわけで、このあたりも論理展開が明快である。

ネット証券に口座を持っていて積み立て投資は多くの証券会社でできると思っていたが、本書が書かれたのが5年以上前ということもあるのか、どうやら対面営業をメインとする証券会社では積み立て投資に対応していないところも多いようなことが書かれているのにも少し驚く。

著者が現在は他社に譲渡されてなくなった証券会社に勤めていた頃に積み立て投資を勧めるようになったエピソードや、積み立て投資とつながる哲学的な話も書かれているのも少し参考になる。

積み立て投資に擬音や不安が生じた時、決してまずい方向性ではないという考えを再認識するために読み返すという使い方ができそうである。





にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック