『これでダメなら投資信託はもうやめなさい―5年後に宝の山をつくる必勝クワドラント』:雨読夜話

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これでダメなら投資信託はもうやめなさい―5年後に宝の山をつくる必勝クワドラントこれでダメなら投資信託はもうやめなさい―5年後に宝の山をつくる必勝クワドラント

山口 哲生
徳間書店 2007-12

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長く利用できることを意識して書かれた、投資信託による長期投資を語っている作品。
副題にある「クワドラント」とは、投資する金融資産を国内株式、国内債券、海外株式、海外債券の4種類に分散することを指しているようである。

冒頭では銀行員に投資信託を勧められるままに購入してしまう事例の他、ネット証券でやりがちな行動として、「流行に左右されやすい」、「株式の比率が大きくなりやすい」、「売り買いの回数が多くなりやすい」の3つを挙げられていて、注意しなければいけないと改めて感じる。

ポートフォリオの中で海外債券は為替リスクがあるものの、長期で投資することである程度ばらつきが収まってくるのであまり気にしなくてもよくなるようなことが書かれていて、そういうものかと思った。

海外債券については、先進国の通貨建ての債券そのものを購入する方法と、先進国債券のインデックスファンドを積み立て投資する方法のどちらを選ぶのがいいか少し迷っている。

安定しているのは債券そのものだが、流動性や分散できることなどで言えばインデックスファンドの方が優れていたりと、それぞれ長所と短所があって判断が難しい。
また、外貨建ての債券が満期になった際に外貨や外貨のMMFで受け取れるかどうか、受け取りの際に手数料などが発生するかどうかといった部分も考えどころかと思う。
(円高になってから円で受け取ると、損失が確定してしまうので・・・)

そして、インデックス投資を行う上で発生しがちな下記の心理的・手間的な3つの課題への対策も書かれている。
  1. インデックスファンドはつまらない → アクティブファンドと組み合わせる
  2. 損失が怖くて続けられない → 債券主体のポートフォリオから始め、徐々に株式の比率を上げる
  3. メンテナンスに時間がかかる → 変額年金(一般型)を利用する

3.の変額年金については、まだあまり知識がないので、すぐには手を出さないほうが良さそうである。
これはまとまった資金を投入できる場合に有効な方法のようで、月々の支払いのような形だと手数料が割高になるようなので、コストとリターンを慎重に検討しなければならなそうである。
(他の本では手数料が高いのでダメ、みたいな書かれ方をしていて、条件も比較しながら判断しなければ何とも言えない)

本書ではインデックスファンドを「孝行息子」、アクティブファンドを「金の卵」と呼んでいて、先日読んだ『3000万円をつくる投資信託術 サラリーマンのためのインデックス投資入門 』に書かれていた、コアとサテライトという概念と対応しているようである。

アクティブファンドの選択では応援したくなるような哲学があるものがいいとしていて、価格が下がった場合でも動揺して売り払ってしまわないようなものということを意味していると思われる。

あまり注目したことがなかった変額年金や変額保険という金融商品が紹介されていて、理解できるかどうか分からないが今後の研究課題としたい。

絶版になっている上にTSUTAYAに200円で販売されていたものだったのであまり期待していなかったが、思っていた以上に参考になる情報が書かれていて、お値段以上の成果を得ることができたと思う。




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山口 哲生
アスカ・エフ・プロダクツ 2007-09-13

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