『投資バカ 賢い人は金融機関を信じない』:雨読夜話

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セゾン投信の社長による、投資信託による長期と分散でリスクを抑えつつ行う草食系投資を勧めている作品。

投資としては個別株投資やFX(為替証拠金取引)がまず思い浮かぶことが多いが、これらは投資よりも投機の面が強いので勝ち続けることはできないという。

その例として、著者自身が80年代に個別株の投資で大失敗して大変な目にあったことを語っているので説得力がある。
また、FXではスワップといって通貨の金利差を少しずつ得るタイプの投資法があるが、これは通貨間の金利の関係がいつ逆転するか分からないくらい不安定なものなので、当てにはできないとしていて注意しなければならないと感じた。

自分も個別株は何種類か保有しているが、中にはあまりその会社への知識も思い入れもないのにマイナスになっているものもあり、適度なタイミングで損切りして整理したほうがいいのかもしれないと考えている。
テーマ別のインデックスファンドの中にもその種のものがあり、選択を誤ったことによる授業料は払わなければならないのかと少し憂鬱になったりもする。

銀行で退職金が振り込まれた後に支店長や部長の接待を受けていい気になった後、販売手数料が高い投資信託を勧められるというカモにされる事例を紹介し、金融機関が売りたい金融商品は消費者が不利なことがほとんどなのであまり話を真に受けてはいけないというところはありそうだと思う。

投資信託の中でもETF(上場投資信託)は信託報酬の低さや東証などで取り引きできる利点がある一方、1日の取引数が極端に少ないか全くないものがあることや、種類を増やすために著者も理解できないようなマニアックな指数を使ったETFが取り扱われているなど、注意すべき点が多いことに驚いた。

他にも、新興国への投資はリスクが大きいこと、特に新興国の債券は長期投資に向かないことが書かれていて、他の本と共通している。
新興国への投資はサテライト的に株式にしておくくらいがいいようである。

特にETFと新興国についての話が興味深く、読んで良かったと思う。




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