『警視庁公安部・青山望 頂上決戦』:雨読夜話

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警視庁公安部・青山望 頂上決戦 (文春文庫)
警視庁公安部・青山望 頂上決戦 (文春文庫)
濱 嘉之
文藝春秋 2016-01-04

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警視庁公安部に所属するノンキャリアを主人公とするシリーズの第7作。

大分県の温泉地でフグ毒による毒殺事件が発生し、被害者の女性と連れの男性が公安がマークしていた暴力団に関係する人物だったことから、公安部の管理官となっていた青山は一連の事件として捜査を進めていく。

バックには暴力団と手を組んだチャイニーズマフィアによる爆買いに伴う利権争いが想定されたため、青山は福岡に部下を引き連れて捜査体制を敷き、捜査一課出身で警察庁に出向していた藤中とも協力して事に当たる。
藤中は古巣である強行犯以外での捜査にも適正を見せ、意外な活躍をしていくのも面白い。

前作で黒社会のカリスマ的存在だった神宮寺が逮捕されていたので本作はどのような感じなのかと思っていたが、警察内部の派閥による負の影響や暴力団における格差の拡大といった問題が描かれていて、本作もシリーズの他の作品と同様に楽しむことができた。

青山と藤中以外の龍と大和田はそれぞれの事情によって登場が少なかったが、青山の縁談の話もそれなりに進んでいるなど、重い捜査の話以外の部分も描かれているのがいい。

このシリーズは現代が舞台なのだが時代劇を思わせる部分もあり、これも楽しく読めている一因かと思っている。





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