『アジアの覇権国家「日本」の誕生』:雨読夜話

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アジアの覇権国家「日本」の誕生
アジアの覇権国家「日本」の誕生
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中国がさまざまな歪みに耐えられなくなって破綻が見えつつあること、それに抵抗して強引な言動を繰り返すことでさらに諸外国の反発を買うことなどから、代わって日本が東アジアのリーダーとして台頭していくのではないかと解説している作品。

他の著作と重なる部分も多いが、例えば北朝鮮では闇市で生活物資を手に入れるためにインド資本による携帯電話の普及が進んでいて、当局は監視するための人も金も技術もないために野放し状態にあることなど、初めて読む話もまたそれなりに書かれている。

また、北朝鮮による拉致被害者は想定されているよりも多く、北朝鮮で戦前に存在した会社の社員とその子孫が1000人以上いるなど、この問題は普段報道されている以上のインパクトがあることが分かってくる。
帰ってきたらきたでどう処遇すべきかという話も書かれていて、うまくやらないと治安の悪化などもありえると思う。

中国や北朝鮮の破綻は近いことが確実視されていて、そうなった場合に現行の法制では北朝鮮による拉致被害者や中国に在住している邦人を救出することは不可能なので、強引な憲法解釈をして安保法案の成立を急いだ事情が書かれている。

もしかすると昨年末に行われた日韓合意も、北朝鮮が破綻したら難民が押し寄せて大変なことになる韓国が日本に米などの支援を仰がなければならないという文脈で読み取る必要があるのかもしれない。

現在の民進党や共産党がやろうとしている安保法案の廃案という運動に関わっている人たちは、こうした話について問われた場合にどのような返しをするのか気になる。
どうせ、「それはデマだ」とか「ありえない」などという具体性のない答えになりそうで、期待ができないところである。

本書では中国や北朝鮮は昨年に破綻することもありえるとしていて、いろいろあったが両国の政府がまだ存在していることは幸いである。
本書も興味深く読むことができたかと思っている。




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