『江戸の判じ絵―これを判じてごろうじろ』:雨読夜話

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江戸の判じ絵―これを判じてごろうじろ
江戸の判じ絵―これを判じてごろうじろ
岩崎 均史
小学館 2003-12

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江戸時代によく描かれていた判じ絵(なぞなぞのような絵文字)を紹介している作品。
以前テレビ番組で扱われていたのを観て関心を持ったので読んでみた。

比較的に簡単なところから、江戸時代のカルト的な予備知識がなければ判別しようがないような難解なもの、さらには著者も解読できなかったものと、難易度はさまざまになっている。

天狗の絵を「ま」(魔)と読むなど現代の常識では予測しづらいところもあるが、物の絵をひっくり返したら逆さに読んだり下部が描かれていなければ最後の文字を外して読むなど、パターンを覚えることで多少は推定がしやすくなる。

しかし、鎧兜をまとった武者を「義経」とか「佐々木高綱」などと読んだり、能や狂言、歌舞伎などに登場する人物の名を想像するのは厳しい。
判じ絵で長文というものまであり、ここまでくるとお手上げである。

また、文字や動物を擬人化したキャラクターが変な動きをすることで文字を表現していたりするなど、判じ絵というよりも笑いを狙った絵のように見えるものも多くて面白い。

『クレヨンしんちゃん』や『名探偵コナン』のような漫画にも判じ絵に通じる手法が使用されている話も紹介されていて興味深い。
本文では扱われていないが、メールやSNSで使用される顔文字などもそれに当てはまるかと思う。

判じ絵に習熟することはとてもできないが、まずまず楽しめたと思う。




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