『投資とお金について最後に伝えたかったこと』:雨読夜話

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投資とお金について最後に伝えたかったこと投資とお金について最後に伝えたかったこと

ダニエル・C・ゴールディ (著), ゴードン・S・マレー (著), 漆嶋 稔 (翻訳)
日本経済新聞出版社 2011-10-22

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個人向け投資顧問のゴールディ氏と投資銀行家のマレー氏による、個人投資家が行うべき投資の方法を語っている作品。
マレー氏が脳腫瘍で長く生きられないことが分かったことで、友人のゴールディ氏とともに本書を書くことになった経緯が最初に書かれている。

結論から言えば、個人投資家はパッシブ型の投資信託を用いて分散投資を行うのが勝率が良く、適宜ポートフォリオを見直すことでさらに勝率が上がるというものである。
最近よく読んでいる長期投資や投資信託に関する本に書かれている内容と重なっていて、この方法がいいと再認識した。

また、小型株と割安株が長期的に見てハイリスクだがハイリターンが見込めることや、ヘッジファンドや商品といったオルタナティブ投資はあまり勧められないということも書かれている。
できればREITのような不動産投資についての見解も書いてほしかったところだが、まあいい。

注意点としてはアメリカ人の個人投資家に向けて書かれた本なので、国情の違いなどは少しだけ読み替えたり応用したりする必要がある。

例えば、金融機関に勤務する個人向けブローカーよりも独立系顧問料制アドバイザーに相談するのがいいとしているが、日本での信頼に足るアドバイザーの層については心もとないので、もう少しこの分野の成長を待つしかなさそうである。

また、割安株、成長株、小型株、大型株のように株式の分散について書かれているが、難しければそこまでこだわらず、慣れてから考えればいいような気もする。

コンパクトな構成で重要なことが分かりやすく書かれていて、命をかけただけのことがある良書だと思う。




敗者のゲーム〈原著第6版〉敗者のゲーム〈原著第6版〉

チャールズ・エリス (著), 鹿毛 雄二 (翻訳)
日本経済新聞出版社 2015-01-24

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ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理

バートン・マルキール (著), 井手 正介 (翻訳)
日本経済新聞出版社 2011-06-18

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