『彷徨える艦隊〈3〉巡航戦艦カレイジャス』:雨読夜話

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彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス (ハヤカワ文庫SF)
彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス (ハヤカワ文庫SF)
ジャック・キャンベル (著), 寺田 克也 (イラスト), 月岡 小穂 (翻訳)
早川書房 2009-08-20

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100年の冷凍睡眠から目覚めた軍人が、宇宙艦隊を率いて奮闘するSFシリーズの第3巻。

敵対するシンディック軍もギアリー率いるアライアンス艦隊の進路やギアリーの戦術を読むようになり、先回りをかけられそうになるなど、対応の難易度が一気に増していく。

前作ではヌモスやファレサといった反抗的な艦長たちが表舞台から退場したが、代わってカシアやミデア、インといった扱いづらい艦長たちが出てくるので、ギアリーが艦隊の統制に悩むシーンは続く。
また、アライアンスの政権に不満を持っていてギアリーに対して帰国後に政権へのクーデターをけしかける艦長も現れる。

ギアリーが同盟国の副大統領であるリオーネ、旗艦ドーントレスの艦長であるデシャーニとの三角関係に悩むように、軍隊というイメージの割に女性の士官や政治家が多く、西欧風の名前だけでは性別を少し判別しづらい。

後半では特に困難な局面が続き、これまでチェスを指すように難局を切り抜けてきたギアリーも、手詰まりに感じて苦悩することが増えてくる。

アウェイでの戦いが続くために兵糧や弾薬、燃料などは略奪や原料調達によって何とかなる場合もあるが、戦艦が撃沈されたり修復ができないレベルまで破壊された場合は補給ができないのが厳しい。
戦闘中の不幸な被弾でそうなるのはまだ仕方ない面もあるが、無謀な艦長の行動によってそうなるのはちょっとやりきれない。

また、軍需物資を製作する補助艦は性質上スピードが出なくて敵に狙われがちなことも、補給が一般に思われている以上に難しくて重要だということが分かる。

ここまできたら完結する10巻まで読み続けなければならないような気持ちになっている。
続編も読んでいく。






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