『思わず話したくなる「深海魚」のふしぎ』:雨読夜話

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思わず話したくなる「深海魚」のふしぎ (宝島SUGOI文庫 )思わず話したくなる「深海魚」のふしぎ (宝島SUGOI文庫 )

クリエイティブ・スイート
宝島社 2011-07-07

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『へんないきもの』のような構成で深海生物をネタを入れつつ紹介している作品。

高い水圧、光がないために光合成を行う生物がいないこと、海底火山のように場所によっては高温にさらされるなど、地上や浅い海の生き物とは生息する環境が大きく異なるため、形状や行動にインパクトがあるものが多い。

ホタルイカやチョウチンアンコウのように光を出すものがいることは知られているが、思った以上に光を出す種類は多くて、天敵が下から見てもシルエットが分からないように身を隠すため、威嚇するため、エサとなる生き物をおびき寄せるためとその理由はさまざまなことに驚く。

食事にありつく機会が少ないことから食いだめができるよう、口を閉じられないくらい大きな歯を持っていたり、体よりも大きな生き物を丸呑みできるような構造になっているものなど、厳しい環境に適応することはこういうことなのかとも思ったりもする。

環境との関連で言えば、熱水や黒煙が多い環境で生息するスケーリーフットという巻貝はうろこ状の足が硫化鉄で覆われているという話にも印象が残る。

つけられた名称もすごいものがいて、「ウルトラブンブク」(ウニの一種)とか「ピンポン・スポンジ・ツリー」(海綿)のようなものは形状のインパクトに負けていない名称となっている。

楽しくかつ興味深く読むことができ、購入して良かったと思う。






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