『軍師・黒田官兵衛に学ぶ、絶対に負けない経営学』:雨読夜話

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軍師・黒田官兵衛に学ぶ、絶対に負けない経営学 (宝島SUGOI文庫)軍師・黒田官兵衛に学ぶ、絶対に負けない経営学 (宝島SUGOI文庫)

横山 茂彦
宝島社 2013-11-07

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黒田官兵衛(孝高、如水)について、軍師というよりも戦国武将の1人として戦略眼や黒田家の経営で現代のビジネスマンにも参考になるポイントを解説している作品。

まず印象に残るのは、竹中半兵衛、小早川隆景、吉川広家、蜂須賀正勝・家政、加藤清正など、有力な大名たちと強力な人脈を作り上げた話である。
特に以前に敵対していた毛利家との講和交渉の中で小早川隆景をはじめとした毛利家のキーマンたちと関係を築いたことが大きく、特に関ヶ原の合戦前後ではそれらが活かされたことが分かる。

そして黒田二十四騎と呼ばれる優秀な家臣団を活躍した話があり、合戦だけでなく平時の内政にも優れた人材が多いことも目につく。
どうしても官兵衛と息子の長政ばかりが目立つが、黒田家という組織で活躍をしたわけで、こうした部分を語っているのはいいと思う。

また、官兵衛だけでなくその偉大さによる二代目としての苦労を乗り越えた長政の話も面白い。
例えば若い時期の失敗を挽回したり、短気な性格を自覚して「腹たたずの会」を始めるなどのエピソードが紹介されている。
そしてあとがきでは二世に対する世襲批判は的外れで、例えば日本の首相で二世でない菅直人氏や野田佳彦氏が安倍晋三氏や麻生太郎氏より上とは到底思えないと語っているのには納得してしまった。

他の本とは異なる視点からの話、あまり読んだことがなかったエピソードが多く書かれていて、興味深く読むことができた。






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