『ST プロフェッション』:雨読夜話

ここでは、「『ST プロフェッション』」 に関する記事を紹介しています。
ST プロフェッション (講談社ノベルス)ST プロフェッション (講談社ノベルス)

今野 敏
講談社 2016-02-04

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今野敏によるST(警視庁科学特捜班)シリーズの最新巻。
大学の同じ研究室に所属する3人が誘拐された事件を扱っている。

事件は理系学部の研究室に所属する准教授、助手、院生の3人が続けて誘拐され、すぐに解放されるという形で発生する。
そして被害者は目隠しをされた状態から「呪い」の儀式を受け、しばらくしてから強烈な頭痛や発熱を伴う謎の病気にかかって会話もままならない状態に陥る。

この事件に対してSTが出動し、本作では青山のプロファイリング、そして赤城の医師としての感覚や交渉力が冴えを見せることになる。
また、菊川と青山が言い合いをするシーンは恒例となった感があるが、実はお互いを認め合っていると思われる記述が増えているあたり、関係性がこなれてきたように見えて興味深い。

3作ほど続いた伝説シリーズも悪くはないが、「○の調査ファイル」シリーズや本作のような形の方が安定して面白いと思う。
徐々に犯人や事件の真相に迫っていくやり取りや連作を通しての変化などがよく描かれていて、楽しんで読むことができた。





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