『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』:雨読夜話

ここでは、「『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』」 に関する記事を紹介しています。
あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入
あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入
椎名 誠
KADOKAWA/角川書店 2016-03-31

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椎名誠の『あやしい探検隊』シリーズにおける、北海道、済州島に続く書き下ろし三部作ファイナルに位置づけられた作品。

今回は台湾東南部にある沿岸の町で貸家に滞在し、釣りや宴会といったいつものような活動を行うというもので、沖合いの島へマグロ釣りに出かけたり、地元の小学生たちと野球を行うエピソードが収録されている。

本作では「ドレイ頭」というポジションにあるスポーツライターの竹田氏が旅行の手配や担当編集者へのレクチャー、著者が本作を書くに当たっての元ネタとなるレポート作成と大活躍している。

初期の『あやしい探検隊』シリーズでは隊長の著者が、『あやしい雑魚釣り隊』シリーズでは副隊長の西澤氏がリーダー格として目立っていて、竹田が活躍しているのはキャラクターの他に年齢が30代後半~40代前半くらいで体力と序列のバランスから活動しやすい時期ということもあるのだろう。

また、飲食店を経営する名嘉元氏やトール氏の参加日数が短かったこともあり、ザコこと小迫氏が料理長として腕を振るっているシーンも多く出てくる。

今回は角川書店から出た書き下ろしなので、似田貝氏と榊原氏の2人が担当編集者として参加している。
また、「週刊ポスト」で連載中である『あやしい雑魚釣り隊』を担当する小学館のケンタロウ氏、海釣り専門誌「つり丸」で『あやしい雑魚釣り隊』を連載していた頃に担当編集者だったコンちゃんこと近藤氏も参加していて、担当を外れても参加し続けたくなるような集団であることが伝わってくる。

荒天を呼び込むケンタロウ氏、マグロ釣りで普段の冷静さを失う海仁氏、今回はマンゴーにこだわる長老格のトクヤ氏とメンバーたちのキャラが立っている他、貸家付近でやかましく鳴き続ける野良のニワトリたちや椎名の部屋に居ついていたコウモリまで登場している。

著者が70歳を超えたためか『あやしい探検隊』シリーズとしてはファイナルであると随所で書いていたり、巻末に収録されている座談会で過去を振り返っているところからすると、『あやしい探検隊』を冠する作品は本作が最後なのかもしれない。

ただし『あやしい雑魚釣り隊』の活動は今後も続けたい旨のことが書かれているので、次作が出ることを期待しておく。






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