『複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考』:雨読夜話

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複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考
複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考
石田 章洋
大和書房 2016-05-21

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六代目円楽(楽太郎)の弟子だったこともある構成作家による、複雑に絡んだ問題を一気に解決するアイデアを出すためのヒントを語っている作品。

まず、著者が元々はアイデアを出すことが苦手で構成作家からの転職も考えていたくらいだったが、無茶振りと思えるような番組企画を命じられた際にアイデアを出すコツをつかんだ話をしている。

そこからアイデアを出す方向性として、「こうしたい」という発想ではなく「誰々が喜ぶ」といった利他の精神から考えることや、単に妥協するのではなく、そもそも何を目的としているかという高い次元から考えることなどを挙げている。

そこから具体的な手法として、前提条件としての制約を確認することや、目的を意識してさまざまな情報をインプットすること、締め切りなどを設けて自分にプレッシャーをかけることなどが書かれている。

その中でできるだけ異質なものを組み合わせてアイデアを生み出すという話は、星新一が作品のアイデアを出す過程を語ったエッセイである『できそこない博物館』に書かれていた内容とも通じている。

そしてアイデアを考える訓練になりうるものとして、落語で使われる「謎かけ」(「・・・とかけまして・・・と解く。その心は・・・」というもの)や、くりぃむしちゅーの上田晋也やフットボールアワーの後藤輝基の「例えツッコミ」を挙げているのも面白い。

著者の作品を読むのは3冊目になるが、構成作家という職業柄や元落語家という経歴もあってか、かなり分かりやすい。
本書も興味深く読ませてもらった。





[参考文献に挙げられていた作品]


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