『必ず成果を出す! サッカー名監督のすごい言葉』:雨読夜話

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必ず成果を出す! サッカー名監督のすごい言葉 (PHP文庫)
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桑原 晃弥
PHP研究所 2013-01-04

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サッカー界で活躍してきた名監督たちによる名言を、彼らの経歴やその言葉が語られた際のエピソードなどとともに解説している作品。

章を割り当てているのがモウリーニョ、ファーガソン、グアルディオラ、サッキ、ヒディンク、ベンゲル、アンチェロッティ、クライフ、オシムの9名で、最終章ではカペッロ、リッピ、ファンハール、マンチーニ、ピラスボアス、ライカールトの6名、あと各章末に入っている日本サッカーがらみのコラムではクラマー、オフト、トルシエ、ジーコ、ザッケローニ、ストイコビッチ、佐々木則夫の7名が扱われている。

顔ぶれに偏りがあるように思っていたら、南米の指導者がジーコ以外に入っていないことに気づいた。
(例えばビエルサ、ペケルマン、フェリペ・スコラリなど)
チョイスされた条件を考えると、ヨーロッパのビッグクラブで実績を残したヨーロッパ出身の監督が中心になっているようだった。

そして言葉を読んでいくと、選手たちに自信をつけさせて戦う意欲を高めるもの、規律の重要性を叩き込むもの、慢心を戒めるもの、マスコミの批判から選手を守るもの、トレーニングやチームプレーの意義を伝えるものなど、味わい深い言葉が多い。

また、あくまで勝利至上主義の監督と勝つだけでなく観客を魅了するサッカーを求める監督、スターを使いこなす監督と規律を重視してチーム作りする監督など、監督によって求めているサッカー哲学の違いが出たり、扱われている監督同士の舌戦が紹介されているなど、それぞれの個性の違いが面白い。

どんなに実績を挙げた監督も、ちょっと負けが込んだり、勝ち続けてもサッカーの内容がつまらないと批判されたり、経営陣やスター選手と衝突したりするとあっさり解任される場合も多い。
特に、ミランのベルルスコーニやチェルシーのアブラモビッチ、レアルのペレスなど、わがままで辛抱強さに欠けるオーナーのもとで監督を務めるのは大変だと思う。

監督の言葉やキャラクターから近年のサッカーにおける栄枯盛衰の一端を知ることもでき、興味深く読んだ。






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