『希望の地としての新興アジア: 私たちが失ったものがそこにある』:雨読夜話

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希望の地としての新興アジア: 私たちが失ったものがそこにある希望の地としての新興アジア: 私たちが失ったものがそこにある

山田 順
実務教育出版 2016-05-31

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東南アジア各国は発展が著しいので、日本からもっと進出すべきでという考えから、各国の事情や魅力を語っている作品。

東南アジアでは人口が増えて高度成長する時期に入っていることと、アジア通貨危機の頃に比べたら金融的にもしっかりした基盤ができているので、以前ほどは心配ないという。

そして各国の事情、例えばインフラや環境、国民性、文化、それからボッタクリに遭うリスクに至るまでのことが書かれている。

扱われている内容自体は興味深いのだが、「それに比べて日本は閉鎖的。その上人口が減少していて希望が持てない」といった考えを随所で語っているのはあまり好感が持てない。

「若者たちは英語ができればすぐにでも海外に進出するはず」としているが、取得したサンプルも偏っていそうな気がするし、必ずしもそういうものでもないと思う。

それから、進出した場合の失敗例や騙されるケースについてあまり書かれていないのもバランスを欠いているように感じる。

この手の本はしばしば期待値を大きく見積もって書かれることが多く、5~10年経つと大きく期待外れとなる場合もあるので、あまり鵜呑みにせずそのような意見もあると参考までに留めておくのがいいのかもしれない。

著者の見解に賛同しかねるところもあるが、普段目にするニュースなどで知ることが少ない情報が多く紹介されていて、情報本としては有用だと思う。





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