『2時間でおさらいできる戦国史』:雨読夜話

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2時間でおさらいできる戦国史 (だいわ文庫)
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石黒拡親
大和書房 2015-08-12

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人気の予備校教師による、戦国時代の面白さを伝えるべく解説している作品。
政治史だけでなく、民衆の生活や戦国大名による統治の実態、中世における複雑な権利関係など、教科書や歴史小説にはあまり出てこない話が多く出てきて面白い。

例えば、上杉謙信が毎年のように関東の北条氏を攻めていたのは、関東管領としての義務を守るためという義の武将という説明がされることが多かったが、実は比較的貧しかった越後から農閑期に略奪を行うためだったのでは?という話が面白い。

他にも、室町時代に武装した村人たちが山名家の軍勢と戦って勝利した話や、戦国大名たちが制定した分国法から彼らの立場が思われている以上に不安定だったらしいこと、検地によって中間搾取を廃して大名たちの収入が増えた話など、なかなか厚みのある内容となっている。

職業があるのである程度は教科書通りに進める必要があるのか、戦国大名たちの人物像や政治的な動向については定説に近いものとなっているが、最近の研究で分かったことを反映しているため、興味深く読むことができた。






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