『「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」』:雨読夜話

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「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」 (講談社+α文庫)
「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」 (講談社+α文庫)
童門 冬二
講談社 2002-07-18

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戦国時代から幕末にかけての歴史人物たちの事跡から、他人から一目置かれたり重要な仕事を周りの人の協力を得て成功させるためのヒントを紹介している作品。

信長、秀吉、家康に坂本龍馬といった有名なところから、著者の作品ではレギュラーのような扱いの蒲生氏郷、加藤清正、土井利勝、上杉鷹山など、そしてあまり他では読んだことのない秋本喬知(徳川綱吉の頃の老中)や徳川義直(尾張徳川家の初代)、緒方洪庵(福沢諭吉や大村益次郎の師)、帆足万里(江戸時代の学者)などのエピソードが扱われている。

この中では熊本の細川重賢と米沢の上杉鷹山と2人の藩主がそれぞれ藩校を作ったが、それぞれ財政難という事情を関係者に伝えたかどうかが異なるという話が興味深い。
前者では財政について教えないようにしたのに対して後者ではきっちり教えるという具合だったが、どちらでも人が育ったというのは正解は必ずしも1つではないのだろうと思わせてくれる。

また、坂本龍馬や横井小楠についてはいいエピソードを語っている一方で、龍馬は長生きしていたら疑獄事件で評価を落としていた可能性があるとしていたり、小楠はアル中タレントなので龍馬から前に出ない方がいいと思われていたらしいなど、偉人偉人したところから少し下げた話も面白い。

登場している人物が比較的上の階級ということもあり、できるだけ相手を萎縮させたり反発させたりせず、教えたい内容を伝えるやり方が多く書かれている。
これらは人間関係で苦労した人々だからこそ導き出された方法というものが多く、単純にテクニックとして真似してもわざとらしくなる可能性があるとも感じた。

著者ならではの読みやすさもあって、まずまず興味深く読むことができた。






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