『マル暴総監』:雨読夜話

ここでは、「『マル暴総監』」 に関する記事を紹介しています。
マル暴総監
マル暴総監今野 敏
実業之日本社 2016-05-20

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気が弱いマル暴の刑事である甘糟が活躍する『マル暴甘糟』の続編。

甘糟はある日半グレと多嘉原組の半ゲソ(準構成員)がにらみ合いをしていると通報があって様子を見に行くと、事態が収まりそうなところに白スーツの屈強な中年男性が割り込んでくるのを見つける。

その場は解散させたものの、翌日に半グレの1人が殺害されたために捜査本部ができ、本庁の捜査一課からも係長の土井が率いる班が参加する。
そして白スーツの男が犯人ではないかという想定で捜査がなされていくが、甘糟はひょんなことから白スーツの男の正体を知ってしまい、本人に口止めをされたためにドタバタを演じる羽目になる。

甘糟が組んでいるこわもての先輩である郡原が同期の土井と意地を張り合ったり、甘糟が捜査協力を依頼した警官たちから食事やキャバクラをたかられるなど、さまざまなエピソードが発生する。

前作からは郡原の他に多嘉原組のアキラ、そして著者の姉妹シリーズである阿岐本組シリーズから阿岐本組代貸(ナンバーツー)の日村も登場して話を盛り上げていく。

郡原の横暴さや適当さは相変わらずだが、ページが進むごとに彼の思慮深さが徐々に出てくるあたりも見ものである。

マル暴らしからぬキャラクターの甘糟が何だかんだぼやきながらもきっちり捜査を進めていく様が面白く、前作同様に一気に読み進んだ。






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