『黒田官兵衛の情報学(インテリジェンス)』:雨読夜話

ここでは、「『黒田官兵衛の情報学(インテリジェンス)』」 に関する記事を紹介しています。
黒田官兵衛の情報学(インテリジェンス) (晋遊舎新書 S17)
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宮崎 正弘
晋遊舎 2013-10-12

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中国ウォッチャーとして現在の中国情勢に関する著作の多い人物による、黒田官兵衛をはじめとした戦国大名たちのインテリジェンスを語っている作品。

官兵衛と長政の親子だけでなく信長、光秀、秀吉、家康といった大名たちについても多くのページが割かれていて、おそらくは戦国武将全体で書きたかったのだろうが、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』と関連付けることで売ろうとした出版社の意向が働いているように感じる。

まずは官兵衛による合戦の手法、例えば鳥取城や備中高松城を攻める際に採用した戦術は商人の発想で信長や秀吉に近く、農民に近い発想をする家康とは異なっているという捉え方は納得しやすい。

そして秀吉に仕えた竹中半兵衛と官兵衛の2人について、井沢元彦が半兵衛を諸葛孔明、官兵衛を司馬仲達に例えたのは国情の違いによる誤解を生みかねないと警告している。
これは勝つためならどのような手段も取るという『孫子』などの考え方をする中国と、戦いにもある種の正しさを加えた考えをする日本という違いがあり、先日読んだ『日本人の闘い方-日本最古の兵書『闘戦経』に学ぶ 勝ち戦の原理原則』で書かれている『闘戦経』の話も出てくる。

現代の日本でインテリジェンスが決定的に欠けているという話や、戦国武将や出来事への評価においてくせが強いと感じる部分もあるが、一般的な歴史読み物に書かれていない視点から多く書かれているのが興味深かった。






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