『地図で読む「魏志倭人伝」と「邪馬台国」』:雨読夜話

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地図で読む「魏志倭人伝」と「邪馬台国」 (PHP文庫)
地図で読む「魏志倭人伝」と「邪馬台国」 (PHP文庫)
武光 誠
PHP研究所 2014-11-06

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古代の東アジアを視野に入れた形から、『魏志倭人伝』とそれに書かれている邪馬台国のことを考察している作品。

著者は邪馬台国の所在地については九州説を採用している。
そして距離が長く書かれている理由としては魏の実力者で『三国志』でも知られる司馬懿が、ライバルの曹真が中央アジアの大月氏(クシャーナ朝)と外交関係を結んだことへの対抗上として、日本は遠くにある大国だと思わせたかったという説を語っている。

このように本書では『三国志』のような中国の歴史書ではあまりメインで出てこない周辺の異民族についての話が多く、例えば劉備元徳や諸葛孔明で知られる蜀が魏との戦いではチベット系の部族の協力を得ていたことや、漢が朝鮮半島に置いた楽浪郡が東方の出先機関として交易で栄えていた話が書かれていて面白い。

中国の時代も『三国志』の時代だけでなく前代の漢や後の西晋、五胡十六国時代、南北朝時代、隋・唐までと幅広く扱っていて、周辺では他に遼東半島の公孫氏政権や高句麗などのことも書かれている。

一般的な歴史読み物で書かれているよりも広いスケールから書かれていて、興味深く読むことができた。






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