『真贋』:雨読夜話

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真贋
真贋今野 敏
双葉社 2016-06-21

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高橋克実 、榮倉奈々主演でドラマ化された捜査三課(盗犯担当)の活躍を描く警察小説である『確証』の続編。

萩原と秋穂は、狙ったもの「だけ」を盗む手口から「ダケ松」と呼ばれるベテランの泥棒が逮捕されたと聞き、取り調べに参加する。
萩原は逮捕時の状況から、ダケ松に盗みの弟子がいてかばったのではないかと疑いを持って問い詰めたところ、はぐらかそうとしたのか大物の故売屋(盗品を売りさばく業者)に近々大きな商いがあるとの話をしてくる。

ちょうど近い時期に渋谷のデパートで国宝「曜変天目」の特別展が開催されることが分かり、その天目茶碗のすり替えの恐れがあるということで、捜査二課(経済犯罪担当)から舎人(とねり)という若い警部補が捜査に関わってくる。

その舎人は学芸員の資格を持っているなど優秀な一方、他人の気持ちをあまり頓着しないエキセントリックな性格で周囲と摩擦を起こし、特に秋穂がいらだちを見せるシーンが出てくる。

そこから犯人と萩原たち警察、デパートの警備関係者などとの間でのやり取りが展開されていくことになる。
以前読んだ捜査三課の元刑事による『泥棒刑事』にもあったように、捜査三課ではプロ化した犯罪者が相手となることが多く、お互いに手の内を知っている部分があるのが難しさを加えていると感じた。

本作も面白く読むことができたのでさらなる続編、そして他の作家からも捜査三課や所轄の盗犯係が活躍する警察小説が出たら読んでみたい。






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