『語源に隠れた世界の歴史: 世界史の重要知識もわかる!』:雨読夜話

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語源に隠れた世界の歴史: 世界史の重要知識もわかる! (知的生きかた文庫)
語源に隠れた世界の歴史: 世界史の重要知識もわかる! (知的生きかた文庫)
岩中 祥史
三笠書房 2014-12-21

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世界史上の人名や地名、出来事などからきている語源を紹介している雑学本。
著者は『名古屋学』、『博多学』、『札幌学』など、県民性に関する本を多く著している。

キリスト教国とイスラム教国の戦いや、西欧列強による植民地争奪戦のような戦争によって品物や技術とともに名前も伝わるケースが多いことがよく分かる。

この中で特に印象に残るのは、アメリカを代表するウイスキーのバーボンが、独立戦争の際に味方になってくれたフランス王家のブルボンからきていることと、ゴシック様式というのが元々はイタリアから見てバランスを崩した感じがゲルマン人の一派である「ゴート人の」というラテン語からきているという話である。

また、カーディガンやボイコットが人名に由来していて、前者がクリミア戦争での防寒着として、後者がイギリスによるアイルランドでの圧制への抵抗として生まれたとあり、それぞれのエピソードが興味深い。

他にも、南米のアルゼンチンと国境を流れるラ・プラタ川の名前は西欧の征服者たちが求めていた銀に由来していることや、ホンコン、マカオ、カンガルーといった名称が現地人の発音からきていることなど、ちょっとしたトリビアがいくつも出てくる。

「世界史の重要知識もわかる!」という副題に期待しすぎてはいけないが、ちょっとした気晴らしに読むにはまずまずの本だと思う。






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