『日下公人の「日本大出動」-トランプなんか怖くない』:雨読夜話

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トランプなんか怖くない
トランプなんか怖くない日下公人
悟空出版 2016-07-20

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日下公人による最新刊。

安倍政権による積極的な外交に対するマスコミが報じない海外での高評価や、日本に対して攻撃的な言動をしてきた国々がしくじってきた歴史、戦前の日本人の知性や道徳心の高さなどの基調は他の作品と同じではあるが、本を出すたびにきちんと新たな情報を入れているので読んでいる。

最も印象に残ったのは、アメリカ軍による原爆投下のニュースを受けて防空壕にいた大人たちが交わしていた会話を紹介しているくだりで、日本は原爆開発競争に負けたが、先んじていればいきなり敵国に投下して人体実験するようなことはせずに海上で脅しの一発を実験していたであろうことや、戦後はアメリカとソ連が対立するであろうこと、日本がアメリカに占領された後の軍政の方向性など、世界情勢を冷静に分析した知的な会話がなされていたことに驚く。

以前著者の作品で共産主義は「国家財産の合法的な略奪」という意味のことを語っていたが、フランス革命においても教会や王室の財産を略奪して「市民による革命」とし、略奪するところがなくなってからはギロチンを用いた殺し合いになったと書かれていて、それに比較すると「革命」ではなくゆるやかな「維新」という手段を採用した日本の方が文明レベルとしては高いという見方がなされている。

もっと日本では非難されていいはずのフランクリン・ルーズベルトなどに代表される白人たちの狡猾さに対し、最初はうまくしてやられつつもその後問題を乗り切っていく日本に対する信頼が書かれ、本書でも勇気というか希望が持てる内容となっている。

表題に出てくるトランプは基地の費用分担を日本が増やさない場合は在日米軍の引き上げと日本の核兵器保有の容認をちらつかせているが、それをやって本当に困るのはアメリカの方だと語っていて、それには同意できる。

また、これだけ休日が増えた状態で経済状態がそれほど下がっていないということは、その分だけ経済成長しているとも書かれていて、他の識者がまず語らないことだと感じた。

問題としては教育レベルの低下や欧米の悪いところを真似している部分だとしていて、それ以外はさほど問題ではないとも言っているようだった。

本書でも刺激的かつ痛快な内容が書かれていて、改めて読んだ分だけの効果が得られると思った。






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