『地名の歴史 そんな秘密があったのか----たとえば「飛鳥」と「明日香」の地名の違いとは?』:雨読夜話

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地名の歴史 そんな秘密があったのか----たとえば「飛鳥」と「明日香」の地名の違いとは? (KAWADE夢文庫)地名の歴史 そんな秘密があったのか----たとえば「飛鳥」と「明日香」の地名の違いとは? (KAWADE夢文庫)

武光 誠
河出書房新社 2006-09-16

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日本各地における地名の由来を紹介している作品。

地名には一定のパターンがあるようで、地形に由来するものが最も多いように見えるが、他にも
  • 荘園に由来するもの(庄内、本所、別府など)
  • 奈良時代の官庁や寺院に由来するもの(府中、国分寺、防府など)
  • 国境近くにあったことで命名されたもの(両国、三国、堺など)
  • 戦国大名による命名(岐阜、会津若松など)
  • 複数の地名を合成したもの(国立、津田沼、行橋など)
のように、地名の由来には多くのつけられ方があるのだと分かってくる。

元は地形や動きに関する古代の日本語に由来する地名が、いつの間にか日本神話や皇族、空海のような高僧、平家の落武者などのエピソードにまつわる地名だったことにされる事例が多いことも書かれている。

地元に箔をつけたいという心情は分からないでもないが、いかにもエピソードがありそうな地名が実は地形の古語だったというのは少々ずっこける。
それだけ、地元の人々による創作能力をほめるべきなのかもしれない。

地名の中には鳥栖のように、千数百年を経て復活した地名(江戸時代は「轟村」)の例もあり、市町村合併で目につかなくなった地名も、どこかのタイミングで復活する可能性があるということになるのだろう。

馴染みのない地名は興味を持つのが難しいところもあるが、住んでいた場所の近くなど、縁がある土地についての話は面白く読むことができる。

ただ、もう少し地名の由来を細かく分類するなど、構成を工夫することでさらに読みやすくて興味深い作品になったような気もする。






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