『くらべる東西』:雨読夜話

ここでは、「『くらべる東西』」 に関する記事を紹介しています。
くらべる東西
くらべる東西おかべ たかし (著), 山出 高士 (写真)
東京書籍 2016-06-09

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いなりずしの形、銭湯の湯船の位置、おでんのだしなど、東西における違いをカラー写真と解説文で紹介している作品。

関東と関西の違いという図式で比較されているものも多いが、東の筑波山と西の富士山のように相対的な東西で比較しているものもある。

西側で生まれ育ってきた者としてはおしるこに汁気がなかったり、柏餅がクレープに似た形だったり、ちらし寿司に生魚が載せられている写真を見ると違和感を感じ、このあたりの感覚が面白い。

身近なものだけでなく、落語の形式や魚の骨を抜く器具のように必ずしも一般的に知られているとは限らないものも扱われている。

九州出身としては概ね西のものに馴染みがあるが、たまごサンドの具が関西風の卵焼きのものよりもゆで卵をつぶしたものの方に馴染みがあるように、東のものの方がイメージしやすい場合もあったりと、東か西かが方角だけではないことにも気づく。

関東ローカル、関西ローカルというパターンがあったり、中国・四国が関西に文化が近いのは分かりやすいとして、九州で関東に近い文化があったりという場合もあることを思い起こす。

また、本書で使用されている写真は全て、本書の企画のために撮影されている。
撮影を担当した山出氏による感想も、読んでいてなかなか楽しい。

東西の違いをビジュアル的に感じることができ、楽しく読むことができた。





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