『信長のM&A、黒田官兵衛のビッグデータ~戦国武将に学ぶ必勝のビジネス術 』:雨読夜話

ここでは、「『信長のM&A、黒田官兵衛のビッグデータ~戦国武将に学ぶ必勝のビジネス術 』」 に関する記事を紹介しています。
信長のM&A、黒田官兵衛のビッグデータ ~戦国武将に学ぶ必勝のビジネス術 (宝島社新書)信長のM&A、黒田官兵衛のビッグデータ ~戦国武将に学ぶ必勝のビジネス術 (宝島社新書)

吉田 龍司
宝島社 2014-02-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


戦国武将たちの業績を、昨今のビジネスなどで用いられる概念を用いて解説している作品。
タイトルにある信長と官兵衛の他には、武田信玄、上杉謙信、毛利元就らが扱われている。

信玄と謙信が川中島で戦ったのは信濃善光寺というテーマパークの誘致合戦という面があったことや、信玄のマキャベリズムに信長が激怒したことが勝頼の代に滅んだ要因となったこと、「信玄堤」の周辺をタックスヘイブンにして集まった住民を保全に当たらせたこと、謙信の「義」という概念がコンプライアンスとしての効果を発揮したことなど、戦国武将たちが企業経営者に見えるような書かれ方になっているのが面白い。

基本的に物量作戦で敵を圧倒するのが信長の戦争のやり方だが、伊勢攻略では珍しく息子や弟を養子に送り込むなどの謀略戦を仕掛けていて、こうせざるを得なかったほどの抵抗を行った北畠氏はもう少し評価をした方がいいのではないかと感じた。

また、官兵衛が仕えた小寺家の軍儀で、織田につくか毛利につくかという議題になった際、毛利の当主である輝元は現場(戦場)に出てこないという部分が大きな弱点だと語り、後に関ヶ原の合戦でも同様の行動をしていて、官兵衛の分析能力に凄みを感じた。
官兵衛が生駒一正に対して高松城の予定地が優れていることをアドバイスしたなど、デベロッパーや建築家としても優秀なことも語られている。

面白くするために少しこじつけ気味に感じる記述もあるが、そういう捉え方もあるのだと興味深く読んだ。





戦国武将 伝説の“通り名戦国武将 伝説の“通り名" (宝島SUGOI文庫)

吉田 龍司 常井 宏平
宝島社 2013-09-05

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 黒田官兵衛, 織田信長,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック