『呉子 (中公文庫BIBLIO)』:雨読夜話

ここでは、「『呉子 (中公文庫BIBLIO)』」 に関する記事を紹介しています。
呉子 (中公文庫BIBLIO)
呉子 (中公文庫BIBLIO)
尾崎 秀樹 (翻訳)
中央公論新社 2005-09

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
三略 (中公文庫BIBLIO S)
六韜 (中公文庫)
孫子 (中公文庫BIBLIO S)
[新装版]司馬法・尉繚子・李衛公問対 (全訳「武経七書」)
戦国策 (講談社学術文庫)
兵法三十六計―世界が学んだ最高の”処世の知恵”(知的生きかた文庫)
春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫)
孫〓兵法―もうひとつの『孫子』 (ちくま学芸文庫)
春秋左氏伝〈下〉 (岩波文庫)
春秋左氏伝〈中〉 (岩波文庫)


『孫子』とともに中国における兵法の古典として並び証される『呉子』を現代語訳した作品。
訳者は、戦時中にソ連のスパイが逮捕された「ゾルゲ事件」に関係した尾崎秀実の実弟に当たる。

主人公というか語り手は戦国時代初期に魏や楚で将軍・政治家として活躍した呉起で、『呉子』では魏に仕えていた時代に文侯・武侯と2代の君主との問答という形式で書かれている話が多い。
(この時期の魏では君主は王を称しておらず、武侯の次の恵王から王を称した)

内容は当然ながら戦争に勝つための方法論で、国家の運営から兵の統率、将としてあるべき資質、戦場でのシミュレーションなど、当時の時代背景を考慮するとかなり具体的な内容が書かれている。

呉起は魏・楚のどちらでも政敵に妨害されてやりたかった仕事が完全にできなかったようdが、もし呉起が楚であと数年国政を担い続けていたら、秦とかなりいい勝負ができていたのかもしれない・・・というIFを考えてしまう。

短いページ数の中に、現代でも通用するような政治観や組織論などを随所に見ることができ、興味深く読んだ。





孔子、老子、韓非子から孫子、尉繚子まで 知っていると役立つ「東洋思想」の授業孔子、老子、韓非子から孫子、尉繚子まで 知っていると役立つ「東洋思想」の授業

熊谷 充晃
日本実業出版社 2016-11-17

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

中国の兵法に学ぶビジネスフレームワーク中国の兵法に学ぶビジネスフレームワーク

福田 晃市
ソフトバンククリエイティブ 2009-12-25

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック