『レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる』:雨読夜話

ここでは、「『レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる』」 に関する記事を紹介しています。
レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)
レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)
佐々木 俊尚
NHK出版 2013-06-05

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ITジャーナリストによる、世界が中世的な帝国から近代の国民国家を経て、国家の枠組みを超えたレイヤー化した世界になりつつあるとという歴史観から書かれた読みもの。

まずは中世の帝国は多民族国家で、シルクロード、海のシルクロード、草原の道による交易で繁栄し、それなりに民衆が幸福だったから一定の期間続いてきたとする。

そこから、ペストの流行による人口の激減による帝国の衰退、ヨーロッパ人のアメリカ大陸到達による銀の流入、国民国家の成立などによって国民国家の時代へと転換していく。

国民国家では帰属意識を高めることで戦争に強いために戦争が多発したり、植民地や途上国といった「ソト」の世界に支えられる経済構造、民主主義の発達といった特徴があり、必ずしも普遍的とは言えないという。

そして途上国の発展による「ウチ」、「ソト」の差がなくなってきたことや、多国籍企業の活動によって国民国家の経済力や軍事力が削がれるといった現象から、国民国家システムが崩れつつあると分析している。

そこから多国籍企業などが用意した「場」の支配が進むことや、個人が複数のレイヤー(IT用語で言うところの「層」)に属して利用したりされたりの関係性の中で生きていくことになるだろうとの話に展開していく。

そういう捉え方もあるのかと思う一方で、本当にそのように進むのかな?というもやもやした感じもあり、納得4割もやもや6割という読後感となった。





[参考文献に挙げられていた作品]


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