『ブラタモリ 4 松江 出雲 軽井沢 博多・福岡』:雨読夜話

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ブラタモリ 4 松江 出雲 軽井沢 博多・福岡
ブラタモリ 4 松江 出雲 軽井沢 博多・福岡
NHK「ブラタモリ」制作班
KADOKAWA 2016-10-14

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NHKで放送されている教養バラエティ番組「ブラタモリ」を書籍化した作品の第4巻。
松江、出雲、軽井沢、博多・福岡を訪れた回が収録されていて、松江と博多・福岡の回はテレビで観ていた。

松江では関ヶ原の合戦後に入部した後、山を崩して入り江を埋め、運河を通すなどの大規模な土地造成を実施した堀尾氏による土木技術のすごさに驚かされる。

出雲では江戸時代に遷宮のための費用を捻出するために神職が出雲御師(おし)として全国を回り、クーポン券や富くじ、暦、お札などを発行していたように、当時から観光客を呼び込むプロモーション活動がなされていた話が興味深い。

軽井沢では明治になって宿場町の機能をなくして寂れていたのが、カナダ人の宣教師が避暑地としての価値を見出したことから別荘地として発展していく経緯や、軽井沢のある長野県と群馬県の境にある碓氷峠(うすいとうげ)が西高東低の急峻な地形で交通の難所だったのをいかに克服してきたかの話が扱われている。

博多・福岡ではタモリの地元ということで、櫛田神社に段差が存在することを既に知っていたり、山陽新幹線開通当時の博多駅周辺が開けていなかった話など、いつも以上に饒舌に語るシーンが出てくる。

博多地区と福岡地区の違いや、タモリが何度か「歴史を大切にしない」と語るように新しもの好きの地域性が影響して遺跡の発掘では同じ土地で江戸時代、鎌倉時代、平安時代、弥生時代と何層にもそれぞれの時代の遺物が出てくる話が印象に残る。

また、軽井沢では碓氷峠を越えるために使用されたアプト式という線路と列車に歯車を組み込んだ鉄道、博多・福岡ではタモリが若い頃に利用していた路面電車や新幹線の車両基地、博多駅と車両基地を結ぶ博多南線と、タモリが大好きな鉄道関連の取材が多く、テンションが上がっているのが伝わってくる。

末尾では番組でしばしばカメラ撮影されたシーンが登場するが、それを撮影しているスチールカメラマンの山田氏によるつぶやきも収録されていて、内容に奥行きをもたらしている。

来月に5巻と6巻が刊行される予定なので、これらも楽しみにしている。






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