『知れば知るほど面白い 戦国武将』:雨読夜話

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知れば知るほど面白い 戦国武将 (じっぴコンパクト新書)知れば知るほど面白い 戦国武将 (じっぴコンパクト新書)

二木 謙一
実業之日本社 2011-11-29

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戦国時代の出来事を1件当たり1人の武将で代表する書き方により、それぞれ見開き2ページ~4ページの分量で解説している作品。
先日ブックオフで新書・文庫が4冊1000円というセールをやっていて、数合わせの4冊目として購入した。

企画の性質上、通説に近い記載となる傾向はあるが、最近の研究で判明した事実や、一般的な概説書ではあまり出てこないローカルな人物や合戦が扱われているところが興味深かった。

前者の例としては、浅井長政と朝倉義景は長年の同盟関係にあったとされていたが、実は長政が信長と決裂してから結ばれたらしいというものである。
長政や家臣たちが信長から恩賞をあまり貰えていないという不満が原因のようで、家康のように同盟が長続きした方が珍しいのかもしれない。

また、3代にわたって朝倉家を支え続けた朝倉宗滴の偉大さや、その死後に数々の判断ミスや優柔不断さ、幼な妻への熱中などで家を滅ぼした義景のだらしなさは印象に残る。
信長との合戦では自らは出陣せず、ここぞという場面で軍を撤退させたなどの失態が印象を悪くしている。

数代続いてきた家が滅んだ時の大名としては武田勝頼、北条氏政、今川氏真、大内義隆などがいるが、義景は勝頼や氏政より2~3ランク、氏真より1ランクほど下で、義隆と同レベルくらいの暗君だと思う。

後者のローカルな人物や合戦の例としては、長宗我部元親の土佐統一に至る一連の合戦や、島津軍との戦いにおける高橋紹運の壮烈な玉砕、前田慶次郎の最上軍との長谷堂城の合戦における奮戦などが目についた。

既に知っている話も多かったが、そこそこに楽しむことはできた。






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