『決定版 日本人論-日本人だけがもつ「強み」とは何か?』:雨読夜話

ここでは、「『決定版 日本人論-日本人だけがもつ「強み」とは何か?』」 に関する記事を紹介しています。
決定版 日本人論~日本人だけがもつ「強み」とは何か?~ (扶桑社新書)
決定版 日本人論~日本人だけがもつ「強み」とは何か?~ (扶桑社新書)
渡部 昇一
扶桑社 2016-07-02

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
日本人の遺伝子
実践・快老生活 (PHP新書)
ようやく「日本の世紀」がやってきた (WAC BUNKO 244)
知的読書の技術
渡部昇一 一日一言 (知を磨き、運命を高める)
「日本の歴史」4江戸篇 世界一の都市 江戸の繁栄 (WAC BUNKO 237)
トランプなんか怖くない
日本にはびこる「トンデモ左翼」の病理: 中国から帰化して驚いた フォロワー18万人のツイッターで大反響のリベラル批判
歴史が遺してくれた 日本人の誇り (青春新書インテリジェンス)
2017年 世界の真実 (WAC BUNKO 239)


日本人が古代から行ってきた思考や行動の様式から、日本文明の価値を語っている作品。

現在は戦後から70年以上経過しても思想的には独立できていないことや、マスコミやアカデミズムの世界に日本文明の破壊を目論む左翼の人物がのさばっていることに危機感を抱いているところから話を始めている。

本論では日本が外国の文化を受け入れて変化しながらも基本は変わらずに続けていくこと、仏教や律令、キリスト教などの毒素をうまく薄めた形で受容した器用さ、飛鳥時代から奈良時代にかけては仏教が日本文化を上書きしてしまう恐れがあったという話などが印象に残る。

また、日本の支配層であった武士たちが中国・唐の太宗・李世民と家臣の問答集である『貞観政要』を熱心に学んだことで、外国人がすぐには信じられないと思われる、支配層なのに貧しくなっていくという現象が発生したという話も面白い。

他にも白人が絶対的に優位だと思われていたのを覆し、世界最強のアメリカと近代戦を行った意義、飛鳥時代からの歴史がある留学システムの活用、外来のものを受け入れてさらに優れたものを作り上げる特質などについての話がなかなか良かった。

少し美化した感じが強いようなところもあるが、マスコミの報道などが過剰に自虐的な傾向があるので、これくらいの強い語り口の本を読んだ方がバランスが取れるのだろう。






にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 渡部昇一, ,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック