『バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵』:雨読夜話

ここでは、「『バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵』」 に関する記事を紹介しています。
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
バルタザール・グラシアン (著), 齋藤 慎子 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2006-12-20

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17世紀のスペインで修道士として活躍したバルタザール・グラシアンによる240の言葉を現代語訳している作品。
つまらない災いを避けるための処世術が多く書かれている。

自分よりも優れた人と付き合うことで自分も同様に優秀だと思わせるのがいいと語っている言葉がある一方で、自分よりも優れた人と比較されるとダメさが目立つので平凡な人と一緒にいた方がいいと、矛盾したように感じられる言葉があったりするが、どちらにも理があるのが面白い。

貸し借りについて、貸しを作ってここぞという時まで回収しないでおくことや、あまりに大きな貸しは相手の負担となって逆効果になるのでやめた方がいいこと、一度に与えたり与えすぎることは問題など、確かにそうだと思わせられる。

自分自身についてあまりさらけ出すのは良くないこと、礼儀正しさや良識、冷静さなどの重要性、一時の感情やうわさ話にまどわされてはいけないことなど、社会生活を営む上で失敗しがちなポイントを抑えていて、気をつけなければならないと思わせられる。

ただし、あくまでこうした考えは他人からは見られないようにし、計算高そうな人と見られてはいけないというのもポイントである。

悪意を持って近づいてくる人、悪意がなくても傷つけてくる恐れのある人はどこにでもいるので、こうした人たちから自分自身を守るためにも役立てたい1冊だと感じた。





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