『働く君に伝えたい「お金」の教養 - 人生を変える5つの特別講義』:雨読夜話

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働く君に伝えたい「お金」の教養
働く君に伝えたい「お金」の教養
出口 治明
ポプラ社 2016-01-13

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ライフネット生命会長による、20代の人向けにお金にまつわる考え方を語った作品。
30代以降の人にも役立つ内容となっている。

まず、「日本の財政は危ない」とか「年金で世代間の不公平がひどい」という話がよく報道されていることに対し、これらは不安に乗じて儲けようとする人たちの陰謀だと断じているのが痛快である。
不安がっているだけでいいことはないし、現状からいかにして現実的な手段でよりよくできるかを考えるべきというロジックには納得できる。
(このあたりに関しては、「年金カット法案」だなんだと騒いでいた野党の人々のレベルの低さを思い起こす)

現在の年金にしても掛けた額の2倍はもらえる計算になるそうで、実際の数値に当たらないとだまされると思った。
当然、それだけでいいかというと別の問題となるので、確定拠出年金の利用を検討している。

お金の使い方については、高度成長期やバブル期のように経済が右肩上がりで成長していた頃の消費を基準にしている世代、通称「バブルおじさん」の言うことを真に受けてはいけないと書かれていて、その通りだと思う。

著者が専門とする生命保険については、保険でしか対応できない掛け捨て型のものが基本であり、投資信託などで代用可能な払い戻しのある生命保険は顧客にとって不利でしかないとし、このあたりも近年感じていたことと一致する。

例えば独身だったら高額な死亡保障は必要でなく、むしろ働くことができないリスクに備える終業不能保険の方が役立つという話も参考になる。
他の社会保障との兼ね合いにもなるが、検討に値するのでもう少し調べてみたい。

自分自身への投資の重要性、比較的スタンダードな形での株式や投資信託への積立投資、今後に予想される働き方の変化、欠陥は多いが民主主義以上の政治制度が現在存在しないことなど、幅広い事柄について分かりやすく語られており、大いに役立つ内容だった。






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