『なぜ家康の家臣団は最強組織になったのか - 徳川幕府に学ぶ絶対勝てる組織論』:雨読夜話

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なぜ家康の家臣団は最強組織になったのか (竹書房新書)
なぜ家康の家臣団は最強組織になったのか (竹書房新書)
小野 雅彦
竹書房 2014-08-28

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家康とその家臣団が、どのような経験を積んで江戸幕府を安定させるに至ったのかを、家康の生涯を追いながら解説している作品。

人質時代に人間の洞察力を磨いたり、三河一向一揆で一度は一揆軍に加担した家臣の帰参を認めたり今川・武田・北条などの旧臣を受け入れた包容力、長所と短所や愛称などを把握して絶妙な人事を行ったことなど、家康による家臣に対する見事な対応が印象に残る。

このあたりは宮城谷昌光の『古城の風景〈2〉一向一揆の城 徳川の城 今川の城』にもあったように、家康とともに戦っていったことで本多忠勝や榊原康政、井伊直政のように若い頃から仕えていた武将が成長していった部分も大きい。

信長のように能力本意だけに偏らず、そして秀吉のように利益で釣るタイプでもなく、利益だけでなく名誉や役割の充実感なども合わせて人間の心理を読み取ったようなマネジメントが家康から伝わってくる。

そして家康だけの話でもなく、慈悲深い大将だったと評される祖父の清康のような一族の遺徳や、家康のために成果を出してきた家臣たちの働きについても書かれていて、さまざまな要素が重なって成功したのだということが感じられた。

時系列に沿って分かりやすく書かれていて、興味深く読むことができた。





徳川家臣団の謎 (角川選書)徳川家臣団の謎 (角川選書)

菊地 浩之
KADOKAWA 2016-09-28

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