『ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本』:雨読夜話

ここでは、「『ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本』」 に関する記事を紹介しています。
ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本
ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本
NHK「ブラタモリ」制作班
KADOKAWA 2016-12-16

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NHKで放送されている教養バラエティ番組「ブラタモリ」を書籍化した作品の第6巻。
松山、道後温泉、沖縄、地震が発生する前の熊本を訪れている。

松山では元々荒れ地だったのを、松山城を築いた加藤嘉明が石手川の氾濫を防ぐために巨大な土手を築いて城と城下町を守った話や、元々は灌漑用水だった水路を三津浜港へ舟で移動する運河としても使用された話などが出てくる。
松山は3回くらい訪れているが、こうした部分はほとんど意識したことがないので興味深かった。

道後温泉も入った記憶があり、リアルタイムでこの回を観ていたこともあってここも熱心に読んだ。
火山がない場所での温泉の例として、地熱で温められた地下水が断層付近で湧き出していることや、道後温泉を一大観光地とするためになされた取り組みの話などがなされている。

沖縄では首里城と繁華街の国際通りの変遷を主に扱っている。
珊瑚礁が積み重なった地形で水に恵まれていることや、繁華街が現在は埋め立てられた島だった場所から内陸部に移り、さらには戦後の復興期に氾濫を繰り返してきた川を暗渠にしてまで街を造ってきた住民の方々のバイタリティなどが印象に残った。

熊本では加藤清正による「やりすぎ」ともいえる熊本城における防御施設の充実ぶりや、あえて街道が城内を通るように設定し「仮想敵」だった薩摩の島津氏に対してのデモンストレーションをやっていたことが興味深い。

熊本は「火の国」でもあるが水に恵まれた「水の国」でもあるとして、火砕流が形成した水が豊かな地形という事情も扱っている。
ここでも清正が、曲がりくねって氾濫をおこしていた白川を坪井川と分けてまっすぐにすることで治水、分けた川を二重の堀として活用、城下町の拡大といくつもの目的を達成しているのには感心した。
しかも白川が曲がっていた頃は熊本城の建設資材を運ばせていたり、「鼻ぐり井手」と呼ばれる火山灰が溜まらない工夫がなされた水路の建設など、清正の土木的なセンスには驚かされる。

本作の終章である熊本の回で桑子真帆アナウンサーが卒業し、次回作からは現在の近江友里恵アナウンサーが登場することになる。
近江アナのちょっととぼけた感じも面白いので、こちらも楽しみにしている。






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