『プロ野球スカウトが教える 一流になる選手 消える選手』:雨読夜話

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プロ野球スカウトが教える 一流になる選手 消える選手 (祥伝社黄金文庫)
プロ野球スカウトが教える 一流になる選手 消える選手 (祥伝社黄金文庫)
上田 武司
祥伝社 2010-04-14

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読売ジャイアンツで現役時代はV9時代の内野手で、引退後は一軍および二軍のコーチ、育成監督、スカウトを歴任した人物による、選手のスカウト方針や指導方法、これまで出会った指導者や選手についてのエピソードなどを語っている作品。

まずはスカウトの話として、1人が担当するエリアが広くて学校や選手もそれだけ多い上に接触できる時間も限られているなど、かなりの激務であるということが語られていて、元選手がスカウトを務めるのは体力の面からも理にかなっているのだろうと感じた。

そして選手との交渉、他球団との情報戦、上層部からの指示で追ってきた選手を諦めなければならないなどのエピソードが語られている。
その中でも卑劣な手段で契約金を聞きだそうとされたことや、他球団の話として選手と両親の前で札束を積み上げたスカウトがいた話などもしている。
ただし巨人の方がドラフトにまつわる強引な手法、きな臭いうわさも多いはずだが、このあたりはまったく書かれていないので、話半分で受け取るしかない。

獲得した選手の話も多く、指導の結果活躍した選手として斎藤雅樹、岡崎郁、川相昌弘ら、(ドラフト時の期待値と比較して)活躍できなかった選手として小野仁、大森剛、三沢興一、西山一宇らの話が書かれていて、合う合わないによる部分も大きいのかもしれない。
ここもまた、著者たち巨人のコーチ陣の指導がどうだったのか?という疑問も出てくる。

選手の指導については教えすぎがいけないことを語っていて、これはノムさんの著作や『論語』などでも同じ趣旨のことが語られているので、重要だがついつい教えすぎてしまうということなのだろう。

あくまでジャイアンツ関係者というポジションを考慮して読む必要があると思うが、初めて知った人物の本ということもあって興味深く読み進めることができた。






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